先週の金曜日、NHKのあさイチ プレミアムトークゲストはスガシカオだった。録画しておいたのを今日見たのだけれど、なかなか面白い内容だった。
私自身はスガシカオのファンと言う訳ではないけれど、20~30代の頃に彼と同じ事務所にいた山崎まさよしのファンだったので事務所主催の夏フェスなどに参加した際にはスガシカオ、杏子、スキマスイッチ、元ちとせなど同じ事務所のメンバーの音楽も触れていので少しは馴染がある。山崎まさよしのライブには時折スガシカオがゲスト出演したりしていたので、「事務所のメンバーと仲が良いのだなぁ。」と思っていた。スガシカオはその後、事務所から独立したけれど。
朝番組で5曲も歌うのは初めてだったらしいけれど、昔の記憶のまま楽しい雰囲気の対談も織り込まれていて、博多華丸・大吉さんも楽しそうにお話をされていた。シカオちゃんってぱっと見、神経質そうな芸術家肌に見えるけれどとても親しみやすいトークをするんだよね。などと思いつつ視聴。久しぶりに曲も聞いたけれど、やっぱり雰囲気・オーラを持ってる。朝番組なのに途端に夜のムード、シカオの世界になる。やっぱり上手い、プロだなぁ。としみじみ。
と、偶然なのかこの日、村上春樹の3年ぶりの新作というニュースが番組途中のニュースにも出ていたのだけれど、その後のトークでお二人は友人同士という話題に。そもそもシカオちゃんが昔からのファンで、CDを送ったりしていたのがきっかけらしい。
村上春樹のエッセイ『意味が無ければスイングはない』にスガシカオという章があるらしい。(その本は随分昔に読んだが記憶が無い)彼の歌詞についてのお褒めの言葉なのだけれど、シカオさん曰く、そもそもハルキスト(確か村上主義の方がご本人はお気に入りだったハズ)でほぼ全ての作品を読んでいて自分の文体は春樹節が刷り込まれているから自然と春樹さん好みの詞になっているのでは…と言うような事を言っていた。なるほど。春樹節の文体ってそれなりに読んでいる人にはとても分かりやすい表現だ。似てしまうくらい影響力が強いのね。
その話題の中で、華丸・大吉さんが「春樹さんってどんな方なの?」的フリをしたら「あの人、凄い毒舌ですよ。本当にアブナイです。あの人は迂闊に生放送に出してはイケナイ!」と全否定(笑) もちろんご本人がそもそもTVに出るわけないけれど、華丸・大吉さんはとても驚いていて、寧ろそちらの方が驚きだった。私は1Q84くらいまでは割としっかり読者だったし、エッセイも好んでアレコレ読んでいたから「毒舌」はそれほど驚く事ではなかった。寧ろ、「でしょうね(笑)」くらい。『ちょっとひねくれたところもある、拘りの強いオッサン』が私のイメージ。ノルウェイの森がベストセラーだった頃はまだ高校生だったからか、太田光の論評のように「カッコつけ文章」みたいに思っていた時期もある。30歳を過ぎた辺りから共感できる部分も出て来たような。。どちらかと言うと私は小説よりもエッセイ派だったかもしれない。
それでもシカオちゃんと村上春樹が談笑している所はなんだか楽しそうでちょっと垣間見たいように思ってしまった。NHKで対談特番でも組まないかな。



























































