昨日、病院の帰りにふらっと駅前のデパート食品館へ。近所のこの店は某デパートの食品売り場だけで成り立っていて、ちょっと良い物や珍しい物が売っていたり、催事場は数日で入れ替わる地方のご当地グルメや、都内のそこそこ名の知れた店の出店などがあり見るだけでも十分に楽しい。昨日は吉祥寺のドイツパンのお店、リンデが出店していたのでプレッツエルとカイザーというパンを購入。他にもういろう、餃子、甘栗、かしわめし等の出店があったけれど眺めて終わり。食べなければならない食材が家に色々あるので自粛。
生鮮食品売り場をさらっとチェック。と思い向かったら、毎年定番のこれが売っていました。
赤かぶです。毎年12月中旬になるとこの食品売り場で見かけるのだけど、普通のスーパーではあまり見かけないのは何故なのだろう。で、私はこれをここ4,5年毎年漬けているのです。生まれ育った家では漬物(きゅうり・白菜・たくあん)は良く漬けていたけれど赤かぶは漬けておらず、母の実家(青森)で漬けていたのが強く印象に残っていてそれを真似ての事。親戚の伯母さんが大きな樽で漬けていて、東北の古い木造家屋の母屋、その黒光りした階段の脇のデッドスペースは天然冷蔵庫並みに寒い場所で木箱のりんごや、その他根菜などと一緒に保存されていたことを思い出すのです。
子供の頃たった一回しか見ていない光景なのになぜかとても印象に残っていて、数年前にこの食品館で赤カブを見つけて以来、自分でも漬けるように。因みに子供の頃は特に好きではなかった味だから不思議。(甘酢というのが好みでは無かったかも💦)
赤かぶは手ごろな大きさの物を6個購入。家で計ったら訳2㎏。切って適当に塩をまぶし、暫くして重しをしてひと晩。今朝には水が上がっていました。
今朝になって上がっていた水分を絞り、容器へ再投入。うん、容器に入る量になったぞ。でも、甘酢の量もあるのでこの容器では漬けません。
ジップロックに入れると甘酢の量が少なくて済むし、混ぜて甘酢液を馴染ませる手間も無くてラク。何より冷蔵庫の場所を取らない。因みに甘酢材料は米酢+ラカント+ゲランドの塩+昆布+唐辛子+白だし(隠し味)を自分好みにアレンジ。
これは去年漬けた時の写真。量が今回と同じくらいなのがビックリ。
カブの甘酢漬けは2,3日で食べられるようになるけれど、私は一週間以上漬かった頃のが一番好き。
このようにカブのアントシアニン(だっけ?)が浸みだしてきてきれいな赤色になるのです。少し発酵も進んで味もよりまろやかに。天然色でこの鮮やかさ。本当にきれい。
以前はこれをお弁当の重要・赤色要員(ミニトマト・自家製梅漬・人参・パプリカなど)としていたのだけど、在宅ワークになって早4年。今シーズンも独り楽しむお漬物となりそう(笑)